プロスポーツの世界とは、各国の野球リーグやアメリカのプロバスケットボールリーグをはじめとして最高峰リーグと2部の入れ替えが存在しないケースも多めです。一方、サッカーの世界では古くから昇格・降格システムが確立されています。日本でも1993年のJリーグ発足当時はリーグ最下位でも2部に降格する事はありませんでしたが、1990年代後半にJ1上位とJ2下位の入れ替えが行われるようになりました。そして、降格がなかった頃と比べて、シーズン後半でも様々な楽しみ方ができるようになったところがあります。
特に各国リーグの終盤戦や昇格プレーオフは見もので、アディショナルタイム中にアッと驚くような事がよく起こったりします。例えば、サッカーの世界ではどうしてもあと1点を追加する必要がある試合においては、アディショナルタイムに入るとGKも前線まで上がってくる傾向です。そんな中、例えば、2014年秋開催のJ1昇格プレーオフ準決勝では山形のGK・山岸範宏選手がコーナーキックのボールをヘディングしてボールを相手ゴールに突き刺しました。そのゴールによってプレーオフ決勝進出を決め、決勝にも勝ってJ1昇格を果たした事があります。他にも、高い潜在能力を持つ選手が昇格・降格がかかった試合の終盤に奇跡的なブレーを見せる事はよく起こります。
そのため、普段はお気に入りのクラブの試合しかみないかたも、奇跡のプレーを生で目撃するため昇格・降格のかかった大事な試合を是非観戦してみてください。もし実際にすごいドラマが起こった場合は一生忘れられない思い出となるはずです。